ひつじにっき

ようこそお出でくださいました。手仕事が好きです。作品は http://ashiya-get.com/「あしや月兎・ぷらす」さんでお求めいただけます

女中の産んだ子供の、子供

2011/01/04 02:00 [Tue]
私の祖母は、女中として奉公に出ていた先の旦那さまの「お手」が付き、
女児を産んだ。それが私の母である。
いつしか、気付いた私である。


女中は、
いつそのお宅からお暇を出されたのかは定かではないのだが
"旦那さま" は温情厚い方だったらしく
産むことを許したばかりでなく、
その女児に対し、自分の嫡男を「兄さん」と呼ぶことを快諾していたらしい。
そして「兄さん」も、折々 「いもうと」に、
物資を送ってくれた。


それなので私の母の口からはよく
「兄さんからの贈り物が届いたよ」
「優しい兄さん。」
「血のつながりはないのに 良くしてくれる、兄さん」
という言葉をよく聞いたものだった。


私はこども心に、
『お母さんは自分の事を "一人っ子" と言っている時もあるのに
"兄さん・・とは?" 」と不思議に思ったりした。

盆正月に、私の父方の「いとこ」とは会えるのに
母方の「いとこ」や親戚には、まったく会う機会がないことに
不自然な心の軋みを感じ始めた私であったが
問いただすのはタブー
と、感じていたのもまた子供時代であった。


嫁に来る ということは、
自分の出生に関する繋がりを全て捨てることであり
つまり母の親戚との関わりを一切断たれることなのだ、
だから母方の親戚と交流できないのだ
と勘違いして育った私であった。

スポンサーサイト

 | HOME | 

プロフィール

ひつじ

Author:ひつじ
縫い物、編み物がすきです。テディベアは飛騨高山テディベアエコビレッジや那須テディベアミュージアムのコンペで入賞した子は各美術館に蔵収展示、また米テキサスの音楽家のご自宅に展示して頂いております。テディベア及びうさぎグッズ全ての作品に於いて著作権は放棄しておりません。模倣は固くお断り致します

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

検索フォーム

QRコード

QR