絵を観て


ムンクの「叫び」の高額落札ニュースに触れて、思い出したことがある。

六本木の新国立美術館にピカソを観にいった時のこと。

ピカソもムンクも、どきっとする絵だ…と思い出したんだ。



私は絵画や映画を観て、「後遺症」が残ることがある。

今までの自分と照らし合わせて考えこんでしまう事もあるし、

作品のパワーに圧倒されたり、色々。

頻度はだんだん減るけれども、枯れることはなく、折々湧き出したりするんだ。

それは私にとっての後遺症、よくも悪くも。





ピカソを順路に沿って観ているうちに、私は息があがってきた。

元々あまり立ち歩ける体ではないので、美術館に行くこと自体、かなりの冒険なのだ。

でもあの時は単に体がもたなかったというよりは、絵画の迫力に「当たった」感じ。



どかーんと作品から大きな音がする。

うねりあがる感情の波。

打ちのめされながらの鑑賞。味わうほどに私、目が回っちゃったんだ。




新国立美術館は、順路の半ばあたりに休憩所がある。

日の光が入る明るい場所。

友人は肩を貸してくれ、その長椅子に座らせてくれた。

今も、作品名はちっとも覚えてないくせにタッチを思い出したりして

どきっとしてクラクラ感が蘇る。

後遺症。

ピカソを観るには体力が必要だ…って思ったことでした。




ムンクの絵を直に観た事はない。

「叫び」以外の作品も、机上でながめたにすぎない。

でも独特の観点をもってして、「生きる」を見つめていた芸術家だったんだな

という感情が私のなかにある。



もし、現物のムンク作品と対峙したら、やっぱり「当たる」のかしら。

恐いものみたさもちょっと、ある。






スポンサーサイト
sidetitleプロフィールsidetitle

ひつじ

Author:ひつじ
テディベア作家、うさぎグッズ作家。Eテレ「にゃんぼー!」に在宅自作ベア全てが出演しました。飛騨高山テディベアエコビレッジ、那須テディベアミュージアムに蔵収展示。また米テキサスの音楽家のご自宅に展示して頂いております。テディベア及びうさぎグッズ全ての作品に於いて著作権は放棄しておりません。模倣は固くお断り致します。

sidetitle最新記事sidetitle
sidetitleカテゴリsidetitle
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitleリンクsidetitle
sidetitlePowered By FC2ブログsidetitle

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ